国内盤レビュー > DOKAKAインタビュー特別ページ |
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今年の4月に“ヒューマンビートボクサー”DokakaがBjorkの新作に参加するというニュースが流され、2ヶ月以上立とうとしている。この東京都大田区出身の不敵なコラボレーターは、クリエイターに注目されるクリエイターBjorkの新作と共にその発売前から世界の注目を浴びることになる。たっての願いで、7月7日七夕の日の昼間に彼にインタビューすることができた。 ---今アメリカにいらっしゃるんですよね。アメリカのどちらの方ですか? DOKAKA : 今テキサスにいます。えーと、今ただ彼女がこっちにいるんで、ここにきてるだけなんですよ ---ずっとそちら(テキサス)に滞在する予定ですか? DOKAKA :まだわからないんですが、たぶんかえるとおもいます。10月になるとおもいます。 ---彼女というのは、オフィシャルのHPを作っていたあの方ですか? DOKAKA : ええ ---なんか違うインタビューみたいですが、そもそも彼女との出会いはどんな形だったんですか? DOKAKA : (笑)えーと ---プライバシーの問題にかかるようだったらいいです(笑) DOKAKA :メッセンジャーであってそのままアメリカに行ってあいにいったら見たいな感じです ---ただテキサスの彼女が、HPを作ってくれているという事実がすごい、と思いました。 DOKAKA :ええ、なんかいろいろ彼女がでつだってくれて、英語のこととか。 ---以前はxreaとかにスペースを借りて、ご自分でHPを作っていたような痕跡があったのは見ました。 DOKAKA :はい、最近ニューサーバーにかえました ---そういえば最近Dokaka.com落ちてしまって大変でしたね。 DOKAKA :そうなんですよ(わら) ---一時一日10万ヒットだったとか書いてましたが DOKAKA :ダウンロード数がおおすぎてサーバーにおこられちゃいました、はは ---予想以上の転送量だったでしょうね DOKAKA :ええ、ものすごかったです ---実は昨日もう一人のインタビュアーと打ち合わせをしていてこのインタビューのっけたときのリアクションが予想以上に大きかったらどうしようとか話してました DOKAKA :(笑い) ---まあインタビューはそんなにデータ転送量は心配しなくていい、って話に落ち着きましたけど。まずアメリカでは今ドラムのレコーディングをされているとか? DOKAKA えーと、ドラムじゃなくて、普通に曲とかを今つくってるんですよ。アカペラで。いろいろいまのうちに曲をためておこうと思ってます。 ---アカペラで自作曲ですか? DOKAKA :はい。オリジナルです。 ---ちなみに詞は付いてるんですか? DOKAKA :ないです(笑) ---でもこれまでユニークな歌詞の曲がいくつかありましたね。 DOKAKA :ねこの曲とかですか? ---男と女がどうした、とかいう感じの。 DOKAKA :あー〜。ブルースのやつですか? ---あと偽演歌のようなものとか。 DOKAKA :はい。あれは演歌のベースラインがすきだからつくってみました ---日本語わかるからこそ、ですが結構ああいう曲でDoakaさんがどんな男の人か少し見えた感じがしたんですよ DOKAKA :笑 ---それにしても、”ヒューマンビートボクサー”と言われちゃってますが、ご自身では自分のことをなんて呼びたいですか?いわゆるアメリカのヒューマンビートボックスのシーンとはいろいろ違うかなと DOKAKA : ええ。口音楽、がいいかとおもいます。 ---口音楽、ですか。なるほど。 DOKAKA : ええ、のりかかってしまった船みたいなものなので、できるところまではやってみたいとおもいます。とりあえずCDだしたり、ライブとか。 ---今後も口音楽を中心とした活動をされていく予定ですか? DOKAKA :まだ未定です。 --口音楽というか声でビートを作ったりして、逆にドラムなどの打楽器の良さがわかったということはありますか? DOKAKA :実は以前からバンドでドラムをやってまして、その影響でくちでやったらどうなるのかとおもいやってみたところもあります。で、口でやるときは、なるべく本物のドラムのグルーブがでるように心がけてます。ためるとか、わざとおくらせるとかです。笑 ---なるほどわかります。ただ正確にカウントするだけじゃない感じは聴いていてなんとなくわかりました DOKAKA :ありがとうございます ---Dokakaさんを真似して、人間の声でループを作って刻んで・・・というのをやったらものすごい難しかったです。いろいろと。 DOKAKA :笑 ---普通にサンプル音で作るのは何て楽なんだ、と。大体すごい疲れますよね。ハイハットだの。チキチキチキなんて。 DOKAKA :ええ、あれは舌をうまくつかいます ---ああそうか。コツがあるんですね。目論見がすごく甘かったのが後からわかりました(笑) DOKAKA : (笑)ええ、早口ことばプラス音楽みたいな感じだと思います ---ワークショップを行う予定はないですか?いっしょに作ってみよう、みたいな雰囲気で。 DOKAKA :実は以前アメリカの学校でやったことあるんですよ ---へえ、どんな感じでやったんですか? DOKAKA :友達が美術学校の先生でたまたまあそびにいってMTRをつかっていろいろやってみました。どんな風に各パートが生成されていくかのようすとかを。 ---子供と一緒に作ってみたんですか? DOKAKA :えーとたまに生徒さんを参加させてみたり。とにかく面白かったですよ ---日本でもできませんか? DOKAKA : もちろんやりますよ ---そうこなくちゃ。 DOKAKA :へへ
予想していたが、朴訥な語りぶりである。多分女性は彼に母性本能をくすぐられるだろう。それではライヴについて、そしてBjorkとのレコーディングについて聞いてみよう。
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---シアトルでのライヴでは地元のヒューマンビートボックスの人達とやっていましたよね。多人数でのセッションもどんどん行っていきたいと思いますか? DOKAKA : ええ、とにかく自分の声とあうようなメンバーがみつかればやりたいとおもいます。ライブ大好きなんで(笑) ---行くのも好きですか? DOKAKA : ええ、すきなバンドとかはみにいきます ---ロック・ファンのようだからそちらのライヴとか。 DOKAKA : ええ、メタル、ロック、ジャズとかですね ---世代的にはフジロックみたいなイベントはどうですか? DOKAKA : ええ、フジロックはなんどかいきました。1回目の台風の時はすごかったです。 ---僕も一度。BjorkとBeckの時に。 DOKAKA : なるほど ---メタル、ロック、ジャズで思い出したのですが、確かイタリアのプログレなんかがお好きだとどこかで言っていたような DOKAKA : ええ、アレアが大好きです。そうだ、そのアレアのボーカリストの影響を少しうけてます ---実はアレアは聴いたことないんですが、今度聴いてみます DOKAKA : ええ是非。 --今回のBjorkのレコーディングはMike Pattonも参加していると聞きましたが、彼とはスタジオで一緒でしたか? DOKAKA : 僕がレコーディングしているときはいっしょではなかったんですが、数日後にスタジオに遊びにいったときにちょうど彼がやっていました ---どんなレコーディングだったのでしょうか? DOKAKA : えーとですね。僕は口ドラム、と口ベースを最初にやって、それから他のミュージシャンがやっていった感じです ---じゃあ曲の基礎部分を作った感じでしょうか。 DOKAKA : ええ、リズム的な部分を。 ---このレコーディングのときにBjorkからはどんなことを話されましたか? DOKAKA : えーと、僕の作ったスレイヤーの曲がすきだといってくれました、あと、いろんな可能性のある音楽だともいってくれました。あとは、本当は1週間くらいかけて僕の工程をおえるよていだったのですが、僕がほとんど1テイクで取り終えてしまったので3日でおわって”ワンテイクマン”といわれました、笑 ---3日間で総計何時間ぐらいでしたか? DOKAKA : 1日たしか3時間くらいやりましたから、9時間くらいでしょうか。 ---ほとんど1テイクだった、というのはかなり難しいパターンでもすぐこなせてしまったということでしょうか? DOKAKA : えー、そんなに難しい曲ではなかったのですぐできたんだとおもいます。彼女からオーケーのサインがすぐでたんで、あっこれでいいんだなというかんじでした。 ---Dokakaさんのやるパートはどのように指示されたんですか。Bjorkが最初口で「こんな風」とか言ったりするんでしょうか? DOKAKA : まず事前に打ち込みだけの曲をわたされていまして、それを僕が事前にきいていて、当日は思いのままにドラム、ベースぱーとをうたって、彼女のイメージとちがえばしじがくるといったかんじでしたが、ほとんどこれでいいよ、ときたので、そんなかんじでした。ですから、特にこうしてくれとはなにもありませんでした ---ただ口で置き換えたってだけじゃなくて、Dokakaさんのオリジナリティーも出せた。と言う感じでしょうか。 DOKAKA : ええ、もうほとんど、僕がいつもやっているようなかんじで、できたので、らくでした。 ---むしろ自分だけでやるときの方が何度も何度もトライしてるわけですか? DOKAKA : そうですね、自分だけのときはけっこうつらいです、笑 ---自分でボタン押したりしなくていいのは確かに楽でしょうね。 DOKAKA : ええ。えーと、そうですね、もともとレコーディングしたりとかすきなんで、楽しいですね。 ---何曲ぐらい入れたんですか? DOKAKA : えー6曲だったと思います ---多分いろいろ曲の素材として使われてるのかな DOKAKA : そうですね、きっといろいろ変えてるとおもうんで、そのままつかわれることはないとおもいます ---Matmosとかがいじりまくりそうな気がします(笑) DOKAKA : はは、実は彼もスタジオに遊びにきてましたねいい人でした --一緒にレコーディングしたわけではないけど、いろいろコミュニケーションを取ったりなんかはあったんですね。 DOKAKA : そんなに時間はなかったんですけど、あいてる時間にはなした感じです ---英語でのコミュニケーションは支障なかったですか? DOKAKA : えー。ありました(笑い) ---NY滞在時に連絡が来たんですって? DOKAKA : えーとNYに行く前にここのテキサスにきて、そのときにメールで連絡がありました。ホームページにNYに旅行にいくとのせたら、くるんだったら、レコーディングしないか、みたいな感じでした ---今回もまた滞在中になんかオファーがあるといいですね。 DOKAKA : ええ。とにかくもうびっくりです(笑い) ---Bjorkとは今もコンタクトがあるんですか?一緒にツアーにいくとか。 DOKAKA : ええ、そのことでオファーがありました。で、 ---はい! DOKAKA : でも今調整中とのことで詳細、行くかどうかはまだわかりません ---彼女はアテネオリンピックで歌うって聞きましたよ。Dokakaさんも出たら面白いなあ、とか思いました。 DOKAKA : 大丈夫かなあ、笑 ---本番に強いタイプですか?それとも弱いタイプ? DOKAKA : 強いとはいわれますけど、わかりません。
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