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DOKAKA interview
インターネットとかが普及する前はなかなか自分の好きな音楽があっても知らなかったとかありましたから

---前から聞こうと思っていたのですが、レンタルショップの店員として働いていらした体験がご自身の音楽に与えた影響はありますか?

DOKAKA : まったくないです(笑い)

---まったく(笑)僕はタランティーノを思い出したんですよ。

DOKAKA : あとは、スタジオで少しはたらいていたことがあるんですが、そこでMTRの使い方をまなんだくらいだと思います。レコーディングのしかたとか。

---仕事と音楽が結びついたのはそのぐらいということですね。

DOKAKA : ええ

---レンタルショップなんかは、僕もたまに使いますが、あそこに立っていろいろBGMを聞いてると、結構毒されるというか、

DOKAKA : 笑

---流行の曲がヘビーローテーションじゃないですか。

DOKAKA : ええ、ぼくもきらいです。

---コンビニなんかも仕事自体がつらいというより、そういう環境がつらいだろうなと思います。

DOKAKA : なるほど。でもやっぱり、大衆にはかてないといつも思います。芸術は大衆にかてないみたいな。笑

---なるほど。

DOKAKA : ええ、そのおかげで僕のほしいCDはすべて入手困難だったりします。

---最近ならインターネットでマニアックなCDでも買えると思うんですが、そういうのは使いませんか?

DOKAKA : ええ、インターネットで買ってます。ただ、気持ち的に、芸術はいつも攻撃をうけると感じています。笑

---でも東京近辺なら世界一レコードが手に入りやすいと思いますが。なんか日本の音楽ファンのものすごい消費のパワーも感じます

DOKAKA : ええ

---首都圏に住んでいる音楽ファンには適いませんね、ネット+レコード屋 ですもの

DOKAKA : ええ。でもインターネットとかが普及するまえはなかなか自分のすきな音楽があっても知らなかったとかありましたから。

---ご自身でCDを作るとしたら、どういう形でリリースするとか構想はありますか?

DOKAKA : えーと、自主制作じゃだめですかね(笑)正直わかりません。

---Dokakaって書いてあればみんな買うと思います(笑)

DOKAKA : わかりました〜

---そうですよね。作った人の名前がはっきりわかれば媒体は問わないというか。

DOKAKA : ええ

---でもCCCDはやめてください(笑)

DOKAKA : はは、あれって本当に音わるいんですか?CDぷれーやーがこわれるとか

---そもそも規格外ですから。100回ぐらい聞いたら違って聞こえてくるかもしれません。

DOKAKA : はは

---ところで、今回DOKAKAさんとBjorkのニュースがどーっと流れて、周囲の反応はどんなものでしたか?

DOKAKA : えー、僕の親友とかは、腰がぬけるほど驚いてました。

---親類とか家族とかはどうでしたか?

DOKAKA : 家族はおめでとうみたいにいってくれました。ただビョーク自体しらないのでへーみたいな感じでした。

---Dokakaさん自身はBjorkの作品は以前から聴いていましたか?

DOKAKA : ええ、有名なやつは聞いたことはありました。CDはもってませんでした笑

---なるほど。Bjorkの声とDokakaさんの声が合わさったところが想像できないんですが、早く聴いてみたいです

DOKAKA : ええ、彼女自身も楽しみにしていました。

---まだ完成された作品は聴いてないですか?

DOKAKA : ええ、もうすぐこちらにとどくとおもいます。8月リリースっていってましたよ。

---Bjorkと言えば、僕はダンスミュージック寄りというイメージがあるので、そういうものも入っているのか、というのが気になります。

DOKAKA : ええ、ダンス系の曲がありました

---ドラムンベースとか。

DOKAKA : ドラムンベースかどうかは、わかりませんが、ダンスっぽい(どこちー、どこちー) 曲をレコーディングしました

---Dokakaさんは聞かれますか?ブレイクビーツとか、

DOKAKA : 僕はききます

---いっぱい?

DOKAKA : たまにですけど。

---普段聞いてるのはSlayerみたいなものですか?

DOKAKA : えーと、周期によってころころかわるんですけど、1ヶ月前くらいまではヒップホップ。2週間前までは 前衛

---今のヘビーローテーションは?

DOKAKA : 今はゲームミュージックです(笑)今実験的にドラクエの後ろで生ドラムを足してあと、ベースを口でやるというのをやってます

---ほっほー。僕も好きですよ。>ゲームミュージック

DOKAKA : へへ

---もう既に作ったゲームの曲もありましたよね。シューティングゲームかなんかの。

DOKAKA : ええ、グラディウスがすきなんで。

---今盛んにゲーム音楽を生で演奏する、というのがネットでも見られますね。ギターでマリオとか、

DOKAKA : ええ、僕も最近気付きました。なんかでもロックぽいのがなくて。みんなきれいなかんじじゃないですか。もっとあらけずりみたいなのがききたいです。

---昔のファミコンの曲はプログレっぽいのもないですか?

DOKAKA : ええ大好きです。

---曲をカバーする時は、聞きながら録音されているんでしたっけ?それがファミコンだと難しいかも。

DOKAKA : ものによりますが、よく知っている曲は直接、あまり知らない曲や、難しいのは聞きながらやります。

---クリック、メトロノームといったものは使うんですか?

DOKAKA : 使いません。

---ではいきなり1つのパートを選んで録音して合わせていくという感じなんですね。

DOKAKA : ええ、まず、キック、もしくは、はいはっとからとります。それをガイドとしてききながら、どんどん重ねていきます。

---ちなみにLogicをレコーダーとして使っているんでしたか

DOKAKA : ええ、サイトにのっけたのはすべてそうです。いまはbossのMTRをかいました

---ソフトウェアよりMTR機の方がやり易いですか?

DOKAKA : もちろんです、PC上だとトラブルとかがおおくて

---そうですね。今使ってみたい注目の機材やソフトウェアはありますか?

DOKAKA : あまり機材のことはわからないのでとくにありません、ただ新しくコンデンサまいくを購入したのでそれでこんどはとりたいとおもいます

---声にエフェクターをかけたり、変化させてみよう、ということには興味はないですか?リアルタイムで。

DOKAKA : すごくあります。やってみたいです。

---AudioMulch(http://www.audiomulch.com/)とか向いてますね、Mac用は無いんですが。あとソフトウェアじゃないんですけどカオスパッドっていう指でグリグリ弄るヤツとかも合うんじゃないでしょうか。

DOKAKA : すごいなんすかそれ

---カオスパッドっていうのはこれ(http://www.korg.co.jp/Product/dance/KP2/)です。結構人気あるみたいですよ。指で擦って、ピッチやエフェクトの調整をするやつですね。

DOKAKA : なるほど、これはいいかもしれないですね、感覚的にできるから。


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西部警察と太陽にほえろのテーマを毎日歌ってました

---ところで「早口言葉+音楽」ということを言われていましたけど

DOKAKA : ええ

---口音楽に関して、もっとDokakaさんの思うところをお聞きしたいのですが。

DOKAKA : わかりました、えーと、そもそもなぜ僕がこの特技ができるようになったかといいますと、舌の動きが早いんですよ、つまり、例えでいうなら、高速回転のあのるるるるみたいなやつですよね。それプラス音楽好きという条件がかさなって、たまたまこの特技につながったというわけだと思います、客観的にみると。多分そんな感じだとおもいます。

---それは例えば子供時代があって、TVのCMを真似したりとか、そんなことがあったかと思うんですけど、

DOKAKA : はい、やりました。

---ある程度子供はみんなそういうことをやって育ちますよね。それをそのまま続けて大人になる人は少ないですが。

DOKAKA : なるほど、えーと、僕の場合は今までずっと止めませんでしたから、そのせいだと思います。親や友達から、食事中に鼻歌するのをやめろとか、暇さえあれば、口で何か歌ってました。あと、重要なのは、曲に合わせて歌うことですね。好きな曲をかけながら、そのバックで歌う。僕の場合、カラオケでなんでベースだけ抜いてあって、それを歌えるところがないんだとか考えたこともありました。

---カラオケはよく行きましたか?

DOKAKA : 無理やり友達に誘われていったくらいです、ははどうもカラオケの雰囲気が嫌いで、駄目みたいです。ええ、ただ、一人ではいってみたいと思いました。

---練習用に(笑)

DOKAKA : ええ。

---その頃聞いていた曲で覚えているものはどんなものがありますか?

DOKAKA : たぶんイングウェイ、アイアンメイデン、とかヘビメタばっかりだったとおもいます。あとは西部警察と太陽にほえろのテーマを毎日歌ってました

---ふふ。最後にインタビューを読む人に、何かメッセージをくださいませんか?

DOKAKA : ”音楽を愛するということばはくさいかもしれないけれど、僕は好きな音楽をきくといつでも鳥肌がたつ、そこまでならなきゃ芸術してるとはいえないね” まあつまり純粋に音楽をたのしもうみたいなかんじです。

Dokakaがシャウトする『純粋に音楽を楽しもうみたいな感じ』。それは芸術として生まれた全てのものが持つ共通項と言えるだろう。シアトル-NY-Bjork、それから日本の大衆が芸術している彼をどう受け止めるか、今後も注目していきたい。

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取材・文章・構成 Alexander Yosinov Motiski
デザイン W,Sakurai / URL



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